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病は気からの『気』の話

20090410224952

新年度になり新しい環境、新しい人間関係の始まった方も多いでしょう。
そこで、今回は病は『気』からの『気』のはなしです。

普段何気なく使っていますが、『気』のつく言葉ってたくさんあると思います。
元気、人気、活気、気が利く、気が強い・弱い、気が重い、気を遣う、気難しいとか…

そもそも『気』って、気持ち(感情)の気と思いがちですが、
東洋医学を含め古代中国の哲学や思想では『気』=活動するためのエネルギーと考えられています。
そのエネルギーである『気』は人それぞれ。持っている質や量が違い、どんなにたくさん持っている人も、使うと減ります。
使っているつもりがなくても減っているときもあるし、補給しないと増えません。

新しいことになれるまで、どんな人でも『気』は使いやすいもの。
そんな時期だから、上手に『気』を遣う練習をしましょう。

上手に使う方法はみんな最初から知っている訳でも、身についている訳でもありません。
気を弱い人が気の強い人と同じようにすることには無理があるのです。
なまけましょうとか、サボリましょうということではけしてありませんが、
自分から見て、上手に気を使える人に会ったなら、そっと観察してできる範囲でまねてみるのも一つの方法です。

もし必要以上に『気』を使いすぎて、エネルギー不足を感じたら、『気』は睡眠、質の良い食事で補給ができます。
ゆっくりでよいので、上手な『気』の使い方、補給の仕方を覚えて、心と体の健康をキープしましょう。

病は気から』はエネルギーバランスを崩したままでいると病気になりますよ、という注意なのです。