鍼灸を施術する施設は年々増加しています。
もともと受療率3%ともいわれる時代なのに施設は増加中
そんな状況の中、
「鍼灸」を受けようと思ってもらうにはどうすればよいか考えない日はありません。
まず、鍼灸院も今の時代はタイプが分かれているのですが
そこを一般の方に理解してもらうところからが必要なのではと考えました。
鍼灸=肩こり・腰痛のイメージだけではないと知ってもらう必要があると思いました。
大きく分けると
鍼灸・接骨院どちらも施術をする場所
鍼灸院のみの場所
そこからまた分けると
肩こり・腰痛などを得意とするところ(痛みや、コリをメイン)
不妊やマタニティをメインとするところ
美容をメインとするところ
メンタルサポートをメインとするところ
今はこんな分類になるのかと思います。
私のサロンも例外ではないのですが
メインをいろいろ挙げている院やサロンも多く
そこが初めての方に選択の難しさを与えているように感じています。
出来れば一番得意とする施術オンリーで経営していけたら理想的なのでしょうが
受療率を上げるためにも幅広く対応する必要があること
私のように強みを1つに絞れないところなどもあったりします
(カッコよく言い訳してます。絞るといろいろな方に知ってもらえないのが現実)
実際鍼灸は西洋医学の世界とは少し違い
専門の科だけでなくいろいろな症例に対応する勉強しています。
それは身体のことだけでなく、心の事も含め様々な状態を学んでいます。
勉強しているからと言って鍼灸師がみんな同じ様に出来るわけではありませんし
得意不得意があるにしても
西洋医学の少し苦手な部分を補うような施術をするのが鍼灸師なのです。
こんな風に書くと「治療」のイメージになり
痛いとかツラい時にか行かない場所のイメージですよね。
実はそんな事は全くなく
何も体調も悪くない。気になるところもない方だって来ていただける場所だと
たくさんの方に知って欲しいのが今回のコラムの目的なんです。
私のサロンは顧客様が定期的にメンテナンスとして利用してくださるため
新規のお客様のご予約が入り難くなることがあるのですが
定期的に利用いただいている方の多くが特に不調を感じている訳ではなく
不調にならないように自分の状況確認をされたり
生活習慣の癖が強く出ていないか確認されたり
愚痴や悩み事を話に来たり
完全にリラクゼーション感覚で利用される方も多くいらっしゃいます。
リラクゼーション目的だけなら他にもたくさんお店はありますが
そこは国家資格を一応持っていて若干でも専門的な知識がある事
リラクゼーションであっても、鍼やお灸は中からの体質改善にも働くため
一石二鳥!少しお得な施術をだったりするのです。
なんて言ったところで「はり痛いですよね?お灸は熱いですよね」のイメージを変えるのは大変で。
そこは鍼灸師もいろいろな方がいます。本当に痛くない、熱くない施術をする鍼灸師はたくさんいます。
(状況によっては刺激を強くしなくてはいけない時もあります)
○○式とか○○流とか、鍼灸はいろいろな流派が昔からあり、最近は美容鍼灸も○○式とか増えて
一般の方にとって何が違うのかわからず余計迷う材料になっているのでは?なんて感じています。
そんな時は○○式とかにこだわらず、自分に合った施術をしてくれる鍼灸師を探すのが一番ベストだと思います。
東洋医学で大切に考える「気」の流れ
施術も「気が合う・気が合わない」で結果が変わってきたりします。
今年の夏は猛烈に暑く、普通にしていても疲れが溜まりやすい毎日
こんな時の疲労回復に鍼灸を利用していただきたいなぁと思っております。
暑い時にお灸?とか思わないでください。
身体を適切に温め深部体温を上げることで夏バテ対策になりますし
熱中症対策にもなります。
睡眠不足による疲れなどにも鍼灸は使えます。
美容面で言えば、紫外線の影響で酸化・糖化したお肌の回復を助けたり
肌代謝アップなどのお手伝いも出来たりします。
室温の差で自律神経の調整が鈍くなり起こる夏便秘やお腹の不調にも有効
想像よりもチョットした不調に役立ち、続けることで改善も目指せたりします。
古臭いイメージで敬遠されている方
怖いイメージで敬遠されている方
出来ればリラクゼーション感覚で一度ご利用ください。
絶対なんて言いませんが少しならイメージを変えていただけると思います。