コラム・ニュース

謎が解けた!

11月3日秋の臨床研究会に参加しました。
今回のテーマは「更年期障害に対する鍼灸治療の最前線」
女性の更年期障害だけでなく、
ここ数年話題になっている男性更年期の病態から治療まで、とても内容の濃い研究会でした。
ミーハーな私は講演してくださるドクターがTVによく出ている方だったり、
           TV出演や本を出している鍼灸師の先生を見つけるだけでも内容の濃さ+αでした。

今回のテーマ、更年期障害は症状のつらさに大きな差がある障害で
医学的にも、基本性格や環境因子の影響を受けるリスクが高いと知ってはいましたが、
その影響に対するケアの必要性を再度確認出来ました。

実は私自身、更年期障害のリスクファクターが強かったので
30代頃からドクターに必要ないと言われながらも定期的に女性ホルモン量を検査していまして
それなのに実際の閉経は「閉経です」と言われる6ヵ月前にホルモン量検査をし、
まだ数年大丈夫と言われていたのに・・・なんで!とずっと疑問でした。
あまりの疑問にサードオピニオンまでしてました。
その疑問が研究会の教育講演でスッキリ!
更年期世代は数年の期間で徐々に女性ホルモンの減少が始まり、
一番ゆらぐ数年のホルモンは乱高下。だから血液検査をした日の結果に差が大きく確定が難しいそうです。
はっきり閉経と確定するのは本当に女性ホルモンが分泌していないと検査でわかった時。

更年期障害の不定愁訴は多種多様
そのため他の病気を見落とすこともあります。
「更年期だから」と自己診断で我慢せず、必要な検査はしましょう。
更年期障害とバセドウ病同時発症で日常生活に支障をきたした私からのお願いです。
以前のコラムでも書きましたが、相談を受けた方も相手の気持ちを考えて話を聞いて欲しいです。
けして更年期障害は甘えなんて言わないでくださいね。

ホルモン補充療法、薬、漢方薬の話や、治療現場の話しもまたお知らせします。
男性更年期の話もお伝えします。働き盛りの本人、家族にとって大切ですので。