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知っているようで意外と知らない「更年期」のこと

更年期のこときちんと理解していますか?

きっと答えは「NO」では
某医薬品のCMでなんとなく知ってる
友達から聞いた
会社の先輩から聞いたなどなど
けっこう曖昧な知識なら知っている方が多いのでは

症状も
ホットフラッシュが起こる
イライラする
疲れやすい
冷える
眠れない
この辺が浸透している症状かなと思います。
実際は多種多様な症状(愁訴)があります

更年期に近い世代の方との問診や施術時によく聞く言葉で
「まだホットフラッシュが無いから更年期じゃないと思うのです」と言う言葉。
今読んでくださっている方の中にもこう理解している方がいるのでは?
これ誤解です!
更年期になったら必ずしもホットフラッシュが起こるわけではありません。
もちろん全員がイライラするわけでもないし、眠れなくなるわけでもないのです。
医学的にもこんな症状があります。と説明があったとしても必ずではないし、
記載されていない症状や感じ方相当あるのではないでしょうか。
そもそも閉経の年齢も人それぞれ
何歳で閉経します。と決まっていないからややこしい。

ある程度更年期のことが正しく理解されていたなら
症状の出ない人、軽い人、重い人
肉体的な症状の人、精神的症状の人、両方抱える人など
個人差がとても大きいことを知り、
接し方、関わり方を考えたり、自分の状態を伝えやすくなるのではないでしょうか?

私自身の経験ですが
閉経前に大きなストレスを抱えたこと、
2回目のバセドウ病を発症したことで自分でも想像以上の不定愁訴に見舞われました。
あまりにも辛くホルモン補充療法を希望するため婦人科を受診しましたが
女医さんのクリニックを選んで行っても
「そんなに辛いの?」と心配する言葉ではなく、なんで辛いか分からないという感じの言葉をかけられることが多く
精神的にも参っている時にとても悲しい気持ちになったことを記憶しています。
数ヶ所廻っても辛さを理解してもらえる場所は見つからず
諦めてお薬をもらうためだけに通院していました。
女医さんだから更年期の辛さを理解してくれるとは限らないように
なかなか更年期を理解しているようでしていない女性が多い現実があります。

更年期の症状だけでなく、年代的に人生の中の大きな転換期を迎えることが多い世代
全ての人に理解してもらうことは難しくても、
同性同士の理解が広がれば更年期症状が辛い人も乗り越えやすくなるのではと感じています。

更年期(閉経)の確定診断は難しいと言われていますが
血液検査で女性ホルモン量を調べることで大体の状態はわかります。
更年期症状と同じような症状を持つ別の疾患も有るので判別するためにも(間違いやすい疾患として多いのは甲状腺疾患など)
更年期に対しての考え方はいろいろだから必ず検査をオススメするわけではありません。
個人的に心配な方、年齢的に気になる方は1つの方法として血液検査がある事をお伝えします。

情報が氾濫している時代だからこそ
誰々から聞いたとか、何々で見たかも・・みたいな曖昧な情報で決めつけず
医学的に正しい更年期を理解しましょう。

困った症状が無くても、変化の多い世代。
元気で過ごす1つの手段として鍼灸やアロマテラピーなどを取り入れていただけたらと思います。
自分の身体を若い時より大切にする方法としても。ゆったり過ごす時間を作る意味も含めて。

最後に余談です
閉経後のオバちゃんが全員元気でも図々しくなると思っている方
オバちゃんになったからって全員が元気で図々しくはなりません!
体調が優れず元気の出せないオバちゃんもいると知ってくださいね。
性格や考え方に個人差があるようにオバちゃんにも個人差があります。
そもそも閉経後の女性=オバちゃんという考えは納得いきません。
あくまでも私の意見です(^▽^;)