コラム・ニュース

5月病にも鍼灸を

木漏れ日
あと数日で5月も終わりますが心は大丈夫ですか?
検索すれば5月病の情報はいっぱい。人知れず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
新しい生活の始まりを過ごす方が多い時期だったり、気温の変化が大きい時期だったり、
自分は大丈夫と思っている人でさえなんとなく不安定になりやすい時期と情報過多で暗示にかかっていたり。

ちょっと意外かもしれませんが、東洋医学では今の季節(立夏を過ぎる)を夏としています。
夏の身体の状態を五臓で考えると「心」という精神活動をつかさどる臓がメインとなる季節と考えます。
「心」は精神の状態を反映し気持ちの安定をさせたり、心臓と同じようにエネルギーを身体中に巡らす大切な役目もします。
西洋医学でいう自律神経の働きのような感じでしょうか。
今自分の「心」がどんな状態かチェックするポイントは
眠りが浅い・よく夢を見る・手先・足先だけが熱くなることが多い・熱くないのに汗がだらだらでるなど。
こんな症状が感じられたらちょっと休憩。自分の「心」をいたわりましょう。

なんて簡単に休めたり改善できたりしたら悩みませんよね。
ホントかな?と思いながらで構いません。鍼灸は自律神経を安定させる1つの手段として試してほしいです。
ゆっくり話をしながら心に溜まった切ない気持ちを吐き出してみませんか?

補足ですが、楽しいことばかりでも「心」は乱れますからご注意を。楽しすぎると気が抜けます。
腹を抱えて笑うという言葉がありますが、
その意味は、喜び過ぎるとおへそから気が抜けてしまい身体に影響があるから、
気が抜けないようにお腹を隠して笑うということなんですって。昔の人はそうやって自然に心を守っていたそうです。